会衆（教会）に参加する必要がありますか?

ティクーン・グローバル

イスラエル、エルサレム

「聖書を読んで祈るのに、なぜ地元の教会に入会しなければならないのですか?」と尋ねる人もいます。さて、罪の赦し(救い)を受けるためには、会衆（教会）に入会する必要はありません。ただし、そうすべき理由はたくさんあります。以下にいくつか示します。

1.イエシュアの意図–サイモン・ケファ(ペテロ)の信仰告白の直後、イエシュアは「この岩の上に私のケヒラ(エクレシア、教会)を建てます」(マタイ16:18)と答えました。どうして人は、イエシュアに従うことにコミットしていて、教会を建てるというイエシュアの意図に協力しないと言えるでしょうか?

2.霊的な戦い–同じ箇所で、イエシュアは「地獄の門はそれに勝てない」(マタイ16:18)と言われました。敬虔な信仰の共同体の中では、悪魔の攻撃から私たちを守る霊的な権威があるはずです。敬虔な信仰共同体の一員でなければ、不必要に悪霊の攻撃にさらされることになります。

3.福音への反応–ペテロの最初のメッセージで、ペテロは人々に悔い改め、水に浸され、聖霊を受けるように勧めました(使徒行伝2:38)。救われた人々はすぐに信仰の共同体に加わりました。

「彼らに加わった」(使徒行伝2:41と47)。

福音に対する彼らの反応は、主と地上の主の共同体への深い献身でした(使徒行伝2:42-47;4:32-35)。

4.連合の祈り–ペテロは逮捕され、牢獄に入れられましたが、御使いの直接の介入によって超自然的に解放されました(使徒行伝12:3-11)。その奇跡の理由の一つは、

「ペテロが牢獄にいたとき、教会は彼のために神に力強く祈りを捧げました」(使徒行伝12:5)。

団結した祈りは、個人の祈りよりも強いです。団結した祈りは信仰の共同体の中で起こります(マタイ18:19)。

5.道徳的説明責任–イエシュアの信者として、私たちは忠実さと誠実さの原則に従って生きなければなりません。私たちが罪を犯すとき、兄弟姉妹は相談と対応によって私たちを助けなければなりません。これは会衆の中で行われます(マタイ18:15-19)。信仰の共同体へのコミットメントがなければ、お互いに道徳的責任を負わせるための関係の枠組みも存在しません。

6.すべての街の長老たち–パウロ(サウロ)の旅と宣教を通して、祈り、伝道的な説教、新しい信者を会衆に集め、長老を任命するという繰り返しのパターンが見られます。

「彼らはすべての教会で長老を任命しました...」(使徒行伝14:23)。

あらゆる場所、すべての街で、信者は霊的権威を持つ指導者との共同体に参加しました。聖書には他のパターンはありません。

7.パウロの手紙–パウロの手紙の一節を引用して、会衆に参加しないことを正当化する人がいるのは皮肉です。しかし、パウロの手紙のほとんどは、ローマ人への手紙、コリント人への手紙、ガラテヤ人への手紙、エペソ人への手紙、ピリピ人への手紙、コロサイ人への手紙など、地元の教会に宛てられたものでした。私たちは地元の会衆の一員として手紙を読まなければなりません。

8.御霊の賜物–聖霊によって個人的かつ独立して導かれることに言及する人もいます。確かに、聖霊は私たち一人一人を個別に導いてくださっています。しかし、聖霊の賜物についての主な説明は、コリント人への第一の手紙12-14章にあります。そこでは、すべての賜物は常に地元の信仰の会衆を強化するためのものであることがわかります(コリント人への第一の手紙12:4、14、26、14:4、5、12、26)。

9.イエシュアの手紙–パウロは地元の会衆に手紙を書いただけでなく、イエシュアも手紙を書きました。黙示録2-3章には、7つの異なる教会に宛てたイエシュアの手紙が記載されています。明らかに、神に従う人々全員が地元の会衆のメンバーになることを期待されていました。

10.普遍的な教会–地元の会衆は、より大きなメシアの体の細胞または身体の一部です。このようにして、私たちはイエシュアの指導の下(エペソ1:22)に参加し、神の知恵を示し(エペソ3:10)、神の栄光を受け(エペソ3:21)、「花嫁」の奥義を明らかにし(エペソ5:25)、そして世の真理の柱を維持します(テモテ第一3:15)。

地元の教会の会衆は、自分の建物で、誰かの家で、あるいは森の真ん中で密かに集まるかもしれません。しかし、基本原則は変わりません。私たち全員が、イエシュアへの信仰の地域共同体の一員として、良い「家族の家」を見つけられますように。